人生/オピニオン

「フリーランスは一体何がフリーなの!?」 決して「自由」ではない仕事なんです

「フリーランス」

という言葉を最近よく耳にするような気がします。

新しい働き方や生き方にスポットが当てられることも多く、僕自身も大学に通いながら自分の働き方について考える日々が続いていました。アルバイトについて考えた事もあり、その内容は「アルバイトに違和感を持つ学生へ勧めたい! ”時給ではない”働き方」という記事で紹介しています。よろしければ読んでみてください!

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僕も学生フリーランスとして現在活動をしているのですが、そんな自分に対して周りの友達からは

  • 「自由でいいよなぁ~」
  • 「ずっと旅してられるじゃん!」

なんて言われる事が多いです。

でも、フリーランスの”フリー”は単なる「自由」って意味ではないんです。実際に働いていても、自由な生活を送れているかというと自信を持って「Yes」とは言えません

今日はそんなようなことを、少し深くお話ししていきたいと思います。

くろしゅん
くろしゅん
僕の場合は、大学院に通いながらフリーランスとして生計を立てていますが、人生まだまだハードモードです。(笑)

やりがいはあるし、楽しいのだけれどそれだけじゃない!少しでも「フリーランス」という生態をお伝えできれば嬉しいです!

「フリーランス」とは?

そもそもみんなが使っている「フリーランス」ってどういう意味なのでしょうか?

会社員とフリーランスなんて形で対になって語られることが多いため、多少の誤解が生じてしまっている気もします。「会社に勤めていない人」=「フリーランス」という訳でもありませんし、「フリーランス」=「webを扱う人」でもありません。

フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。日本では『自由業』『自由職業』『フリーランス』と呼ばれる。請け負った業務を実際に遂行する本人はフリーランサー、フリーエージェントと呼ばれる。

ウィキペディア「フリーランス」より引用

 

くろしゅん
くろしゅん
日本では「自由業」っていう人もいるんだ。聞いたことはないですけど…(笑)ますます誤解を生んでしまいそうな予感。

なんとなくイメージは湧きますか?少し説明も難しいですよね…具体的にいくつか例を挙げたら

  • 農家
  • ライター
  • カメラマン

などなど、特定の企業のみに入らずに仕事をしている人たちのことを言います。(フリーランスではないカメラマンもいます。ある会社に所属していた場合は「会社員」になるわけです。)

 

最近フリーランスが流行っている理由

ではなぜ最近フリーランスという言葉が流行っているのでしょうか。

いろいろな理由がありますが、一つはインターネットやSNSの発達によるものだと思っています。昔からフリーランスの人々はいたけれど、最近ではその人たちがSNSを活用して自身の活動と生き方を発信することが増えてきました。それに伴い、フリーランスの認知が広がり、同じようにフリーランスとして活動する人が目立ってきました。

 

もともと人間はストレスのない「自由」を好むものです。僕だって、お金がふってきて毎日旅をできたらどんなに嬉しいことか…(笑)フリーランスのフリーは、単なる「自由」を意味するのではなく、「特定の会社に属していない」という意味でフリー(自由)を表しているのです。

しかし「好きな場所で、好きな時間に、仕事をできる自由な人たち」というイメージが先行してしまっているため、多くの人がその生活に憧れてフリーランスを目指したり、SNSで流れてきた「フリーランス」という言葉に惹かれてしまっていると思います。

 

フリーランスは自由じゃない?

ここまでの話を読んでもらうとわかるように、フリーランスは必ずしも自由ではないんです。むしろ人によっては、自由な時間が少なくなってしまったり、仕事に追われて自由を楽しめていなかったりもします。

僕の場合は、自分を律したり、計画立ててこまめに動くという習慣が弱いため、フリーであるがゆえについ遊び好きてしまったり、計画立てを失敗してしまったりして自身の首を絞めることが多いのです。

他にも同じように悩むフリーランスの方、いるのではないでしょうか?

 

ただし、自由なフリーランスがいるということも紛れもない事実であります。自分の働きたい時にしっかりと働いて、まとまった時間をとって旅に出たり、スキルを最大限生かして1時間で数万円稼いじゃったりする人も。

でも勘違いしてはいけないのは、彼らは決して「楽をして」生きてきているわけではないのです。天才肌な人もいますが、多くの人はフリーランスとして独立した当初は会社員時代よりも働いてスキルを身につけたり、決められていたワークタイム等を自分でしっかりと割り振ってひたむきに努力をしてきています。

見えないところで努力をしているフリーランスの先輩方を見て、僕は今その発展途上にいると自分で思っているし、最終的には早くそのような人たちに追いつきたいと心を燃やしているのです。

 

フリーランスという定義が広い

僕と同じようにフリーランスを目指している人は、まずはどのような形のフリーランスを目指したいのかを明確にする必要があるでしょう。

フリーランスの定義は想像以上に大きいです。現代では農家のことをフリーランスと呼ぶ人は少ないですし、web系のフリーランスをなんとなく思い浮かべている人も多いのではないでしょうか。

「web系のフリーランス」と搾った後も、それがライターなのか、プログラマーなのか、カメラマンなのかなど更に細分化させて考えていけると良いと思います。

 

あなたはどんな自由を求めてる?

「フリーランス」という自分の理想を具体化していく過程で大事にして欲しいことは、

「自分はどんな自由を求めているか?」

という問いです。そもそもフリーランスを目指す理由を突き詰めていったら、やっぱり多くの人は「自由さ」に惹かれているのではないかと思います。

だからこそ、自分は時間的な自由が欲しいのか、それとも時間は費やしてでも金銭的な自由が欲しいのかなどを、なるべく明確化してみてください。それによって働く内容や、働き方のスタイル・バランスもうまく考えていかなければなりません。

 

自由になりたいのならスキルをつけよう

結局のところ、僕がこの記事で言いたかったことは

「フリーランスという言葉に惑わされずに、自由になりたい人は自分の価値とスキル磨きまくろう!」

ということです。

フリーランスになったからと言って、すぐに自由になれるわけではないし、自分の想像する自由もまだ曖昧な可能性もあります。

自分の目的はどこにあるのか、という本質に立ち返り、特に学生のうちには(社会人になっても)学び続けて自分のスキルを蓄積していくことが大事なのではないでしょうか。

 

僕は、将来たくさん家族との時間を過ごしたいし、一生旅人でありたいです。具体的な数字も自分ではメモをしてあって、その数値目標に向けて、今は駆け出しのフリーランスとして、あまり自由ではないけれどとことん本気で目の前のことに取り組んでいきたいです。

今日も飲みたい気持ちを押し殺して、日が昇るまで仕事を頑張りたいと思います。それでは今日はこの辺で!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。