最近はSNSの発達やオンラインサロンの影響で、大学生だけでなく、中高生とコミュニケーションをとる機会が増えてきて、毎日がすごく刺激的です。
僕は現在大学院生ではありますが、同時並行で仕事も本腰をいれてしています。職場の中や社会人のコミュニティの中だけだと、正直「変化が少ない」ため、緩やかにでも学生と交流があるのは嬉しいことです。
- 大学生の皆さんは、今どんなことをしていますか?
- 中高生の皆さんは、大学生になったらどんなことをしてみたいですか?
- 社会人の皆さんは、大学時代どんなことをしていたら良かったと思いますか?
今回の記事では、僕なりに考え実践してきた「大学生の強み」と「その生かし方」をまとめていきたいと思います。在学中に意識していたものもあれば、学部を卒業して今になって考えたものもあります。
「大学生活」という漠然とした時間の使い方に悩んでいる人に、何かきかっけを与えられたら嬉しいです。
Contents
大学生が持っている3つの強み
僕は各年代や状況に応じて、強みとなる資質がいくつかあると思っていて、それを意識することが理想を実現するために重要になってくると思うんです。トランプでいうならば、「今どんなカードを手元に持っていて」「その時の状況はどうなのか」を十分に考慮した上で、何を出すかを計画的に選んでいくという場面ですね。
いくら「2」が強くても、革命中だったら逆効果ですし、相手の手札によっては最善のカードかはわかりません。
僕が考える大学生の持つ3つの強みを、ご紹介したいと思います。
比較的余裕がある
短期留学をしたり旅をしたりで海外に行くことが多かったのですが、日本の大学生は、比較的時間や生活に余裕があると感じました。日々の所得単位や卒業に伴う条件なども、難しすぎる訳ではありません。確かに学部等においても差はあるかと思いますが、工夫次第で余裕は作りやすい期間だと判断しました。
今もweb系の仕事を毎日していて、「心に余裕を持つこと」がどんなに大事なことか痛感しています。余裕がないと、些細なことでイライラしてしまったり、逆に大チャンスを知らず知らずのうちに逃してしまったりもするのです。
「余裕があること」を不安に感じてしまって、自ら生活をびっしり忙しくしてしまう学生も多いようにも思うので、その余裕を無駄するわけでも無理して潰すわけでもなく、ぜひプラスの方向に生かしていきましょう!
多様なコミュニティが広げやすい
大学時代は、地元に帰ったら地元の友達とも遊べるし、大学ではそこで出会った新しい仲間とも時間を共有できます。
また、サークル活動やボランティア活動を始めとし、留学にインターンシップにイベントに…いろいろな場面で、人との出会いを得ることができます。しかも、その出会いというのは多様なコミュニティを生みやすいんですよね。
自分と違うタイプだったり、違う生き方をしている人との出会いって最初は少し怖い部分もあるかもしれませんが、想像以上に素敵なもので、学びにも溢れています。卒業後こそ、出会いはあれど多様な出会いって難しくなってくるので、ぜひ大学生活の中で大事にすべき一つの強みなのかなって思うのです。
マージナルマン(境界人)的な視点を備えている
実体験的にも、大学生の「中間的な」立ち位置が凄く面白いと考えています。
例えば中高生と社会人の壁の真ん中に入り込むができる大学生は、時に塾などで年配の先生よりも身近な存在として高校生の相談を受けることができたりもします。僕の場合だと、カフェを運営するにあたって地域と関わることになった際に、県外から来た学生というのもあり、一定の派閥に収まらず、いろいろなコミュニティを行き来することができました。
このように大学生は自らが、境界人的な目線で社会を俯瞰することができますし、逆に境界人的な目線で人から見られることも多いのです。安易に想像できるとは思いますが、これに伴うデメリットや悩みも実際あります。
でも問題ありません!強みは弱みにもなり得るのですが、持ち手の考え方と工夫次第だと思うので。
「お金はないが、時間はある」は、実はすごく大事なこと
高校生の時の僕は、部活に受験勉強にとにかく多忙な学生生活を過ごしていました。だって朝も早くに起きて、部活で運動もして、お正月なのに冬課題とテスト勉強に追われて…。「1限早い〜!」なんて駄々をこねる大学生の僕は、高校生の自分に怒られちゃいますよね(笑)
逆に、社会人に方と出かけたりすると、「うわぁ…お金足りない、どうしよう」なんて悩んでしまう場面も、大学時代に何度もありました。
「大学生は、お金はないが時間はある」
そんな言葉を、誰もが聞いたことあるのではないでしょうか?誰が最初に言ったのかは知りませんが、多くの大学生は共感をできると思います。この言葉が僕の中では、先ほどまで上げた3つの強みを体現している言葉でもあり、強みを生かす上で大事なキーワードになるフレーズでもあると思うのです。
なぜこの「お金はないが、時間はある」が大事かというと、物事の核を掴むときに「時間/想い→お金/価値」という流れがとても重要だと考えているからです。
大学生はお金がないが時間はあるので、人によっては無い(=必要としている)「お金」に気を取られてしまって、お金を最優先で見てしまう場合があります。でも逆に、お金は無い分時間があるので、その時間をじっくり使って一旦お金を切り離した上で、自分の想いを体現したり時間をかけて何かに挑戦したりする人たちもいます。
ヒッチハイクなんかも、その一つの例かもしれませんね。
確かに、お金優先で順序付ける時も大事なのですが、僕としては大学生の強みを最大限に生かせるのは後者であり、そこにこそ大学生ならではの特異性を価値として生めるのではないかと考えているのです。
お金とは違う想いが入り口で入って活動していたから、その先に新しい価値や信頼が生まれたり、結果的にお金に繋がる場合も多いと思います。
大学生の持つ3つの強みを生かすには
先ほど取り上げた大学生の3つの強みを挙げて、もう少し具体的に説明していきます。
- 比較的余裕がある:とことん学ぶことができる・柔軟に対応することがきる
- 多様なコミュニティが広げやすい:より多くの人の意見や協力を得れる・共創ができる
- マージナルマン(境界人)的な視点を備えている:独創的なアイディアを生める・状況を俯瞰できる
それぞれの強みによって、できることは多少なりとも異なってきます。それぞれを把握した上で、「強みの順序立て」(手持ちのカードの出し方の順番を作戦立てること)から始めていきましょう。
例えば、0→1で新しいビジネスアイディアを出す必要がある場面であるのならば、まずは3つ目の「状況俯瞰」を行い、そこから必要なニーズを洗い出したのちに1の「とことんスキルをつけたり、内容をブラッシュアップ」をして2の「多様なコミュニティ」を使ってテストマーケティングしていってみるだとか。
作る過程や成果物に応じて、大学生の持つ3つの強みを順序立てて上手に生かすことで、「問題を解決する能力」と「変化に柔軟に対応する能力」を実践的に身につけることができると思います。
これらの能力を持ってすれば、きっと多くの問題を解決したり、新しい難題にチャレンジもできるはずです!
さぁ、動くなら今です。途中で述べたように、余裕があることは強みでもあり弱みでもあります。
ぜひあなた自身の可能性を信じて、最大限大学生活を活用して冒険してみてください。