こんばんは、日本はもうすぐ日付が変わってしまいますね。2015年のクリスマスはどのように過ごしましたか?友達や恋人とケーキを食べたり、街にサンタクロースが歩いていたり、綺麗なイルミネーションに酔いしれたり…。僕も今までそんな華やかなクリスマスを日本で過ごしてきたわけですが、今年は思い切ってキリスト教カトリックの総本山であるバチカン市国やイエスキリストの代理人とも崇められるローマ法王のいるイタリアローマへ来ました。
そもそもクリスマスって何のお祝いなの?
クリスマスは、イエスキリストの生誕を祈りを込めた祝いの日です。言葉を見てみても「クリスマス=Christmas(Christキリスト、masミサ;教会でのお祈りのこと)」を指していることがわかります。
ローマのクリスマス(12月24日〜25日)はどんな感じ?
とても神聖な1日としてクリスマス本来の意味を重んじている
12月24日にミサを見学させてもらったのですが、そこには日本とは全く違った雰囲気が流れていました。皆が厳粛な場で深い祈りを込めている姿を今でも忘れられません。
サンタクロースの姿やイルミネーションはほとんど無い
観光地のど真ん中にはかろうじて小さなイルミネーションや数人のサンタクロースを見かけましたが、僕が泊まっていた中心から少し離れた地域では外は真っ暗でとても静かでした。どうやらサンタクロースや豪華なチキンなどは、アメリカからきたものみたいですね。
友達や恋人とは過ごさない
もちろん全員ではなく特に今の若い世代は違うこともあるようですが、多くの場合は”家族”で過ごし教会へお祈りに行くそうです(泊まっていた宿のご家族にお聞きしました)。そのため中心から離れると、レストランも含めほとんどが閉まっています。交通機関も本数が激減します。みんなが仕事をしっかりと休み、クリスマスを家で祝いするのです。
キリスト教カトリック教会派総本山バチカンへ訪れてみた
当初の予定ではクリスマスイヴの日にある、ローマ法王(イエスキリストの地上の代理人と呼ばれています)の演説を聞きにバチカン市国を訪れるつもりだったのですが、今回はやめることにしました。ローマのご家族の話を聞いていたり、近くの教会を見させてもらう度に自分はまだ行くべきでは無いかなと思ったからです。知ら無いことが多すぎたので、もっとしっかり学んでからもう一度行ってみたいと思いました。写真は昼間に撮ったものです。この中央で法皇王が話します。
クリスマス(2015年12月24日)のローマ法王の言葉
とても興味深かったので共有させてください。直接は聞けませんでしたがニュースにて耳に入りました。
今、苦しみのなかにある人々すべてが厳しい冬を乗りこえるのに必要な人道援助を得られるように
演説内容は、アフリカの戦争のことや世界の困っている子供達のことにも深く触れていて、それらの言葉の重みを感じました。自分のイメージしていた賑わったクリスマスとは全く異なった雰囲気の12月24日聖夜でした。
クリスマスという日をローマで過ごしてみて感じたこと
まるで新しい世界を見たかのような3日間でした。こっちが本来のクリスマスの発祥の形であるはずなのに、それを”新しい”だなんて感じてしまう所が恥ずかしく感じてしまいます。でもそれだけ昔からの環境や思い出というものは、自分の考えや人生に大きく影響しているのだなと思いました。
僕は、日本やアメリカのクリスマスの祝いの形も良いと思いますしすごく好きです。それに対して世界では、今もなおとても厳格で神聖な意義をもってクリスマスを過ごしている人々も多くいることを知り、どちらも尊重していきたいと思いました。その上で本来の意味だったりだとか、異なる文化の理由や背景だったりだとかをもっと深く知っていきたいと強く思いました。
クリスマスシーズンのローマの旅はあまり勧めていない人も多いようですが、僕はすごくおすすめします。また今度ローマでの詳しい記事なども書きますので、ぜひいつかのローマでのクリスマスの旅の参考にしてみてください。最後まで読んでくださりありがとございました。
イタリアより想いを込めて「Buon Natale !」