こんにちは、只今クロアチアのドブロブニクという海沿いの綺麗な町でのどかに過ごしています。
この平和な日常が嘘のように、ある出来事のせいで数日前まではひたすら落ち込んでいました。そうです、人生初のスリに遭ってしまったのです…(以前も数回ありましたが全て気づき未遂に終わっていました)。ただでさえお金に全く余裕がなかったので、結構ショックでした。思い出すのも悲しいのですが、自分への戒めや今後同じような被害に誰も遭わないように願いを込めてここに記したいと思います。
絵が下手ですみません、先に断っておきますね。笑
Contents
とうとうやられてしまった…巧妙な集団スリの被害者に。
どのような手口だったのか
僕の雑な絵に言葉を添えて説明していきたいと思います。
①ウィーンの地下鉄での出来事でした。宿から最寄駅のホームへと向かう途中、明らかに怪しい男にずっとつけられていたのです。わざと止まってみると男も止まり、遠回りしても同じ道をついていたので怪しい!と思って電車がでるぎりぎりに乗り込んで男を回避しました。ホッとし、乗り換えも含め30分間くらい電車に乗ります。
②目的の駅へ着き、エスカレーターへ乗ります。この時もっと注意していれば良かったのですが、今思うと僕の周りだけやけに混んでいました。反対側や前後はガラ空きなのに、自分の周囲には10人ほど窮屈に密集していました。前には中学生くらいの小さな女の子が携帯を見ながら乗っていて、後ろにいた人はコートに帽子。通り過ぎてから気づきましたが明らかに顔などを隠していました。
③エスカレーターの最後の段へ差し掛かった時のことです。前の少女が立ち止まり本当に一瞬だけぶつかって、後ろの人にもぶつかられました(恐らくこの瞬間に盗まれました)。時間にしたら1秒以内のことです。女の子は「ごめんなさい」と振り返って言いました。エスカレーターを降りてすぐのところに、今度はまた観光客のような3人組がいて「英語話せる?」と聞かれてそばまで行った時、腰につけてたカバンから財布がぶら下がって落ちました(財布をチェーンでカバンにとめていたため)。
この時ようやく僕は悟りました。さっきまでの人は後ろで囲んでいた人も含めて(恐らくこの観光客を装っている人たちも)、みんなグルだったのだと。追いかけようと思った時にはもう遅く、人ごみに紛れて消えて行きました。振り返るとさっき話しかけてきていた3人組もそっけなく離れていっています。時間稼ぎかバレたときなどに対応する役だったのだと思います。
被害額は4万円、カードなどは!?
なぜかこういうときに限っていつもは3つに分散させておくお金をほとんどまとめてしまっていたのです。ユーロのレートが良かったから、これから行くアフリカなどに備えて早めに最低限の現金以外は換金して使い切ろうと思っていたためです。しかも腰に付けたカバンはチャックで閉め音が鳴る鈴をつけていましたし、財布自体もチャックで閉まっていてチェーンでとめてありました。それもあってか、かえって僕は油断していたのかもしれません。
幸いにも、現金だけ綺麗に抜き取られ、カードなどは無事でした。もしチェーンがなかったら財布ごと取られていた可能性が高いです。
この位置のバッグには気をつけて!
冒頭のイラストにあるように、僕は良かれと思って腰に貴重品を身につけていました。後々検索してみると、同じような構図で斜めがけのカバンからスラれた方もいたようで、前にリュックなどがあるとその部分は死角になり周りからも怪しまれない位置であるため大いに危険だと気付きました。
何が原因だったのか。
一番の原因は「油断」としか言いようがありません。初めの男を振り切った時点で僕は安心しきってしまいましたし、ヨーロッパということもあってか気が抜けていたのは否めません。この件に関しては、自分の落ち度がしっかりと自身に見えたのでとても悔しかったです。
相手は完全にプロ。綿密な計画がある。
こういうのもおかしいですが、本当にプロだと思いました。でも恐らくあの短時間で綺麗に財布から現金のみ抜き取られたのは偶然ではなく、しばらく前もしくは先日からマークされていたのかもしれません。カフェや店で財布の場所や僕の目線など、色々見た上での計画的な犯行だと思いました。また、子供が関わっていたりもして尚更気が緩んでしまったとも感じます。
最後に
失ってしまったものは仕方ありません。これも良い勉強だったと思い、今後の旅やこれからの人生に活かしていかなければならないと考えました。(それにしても4万円は痛い…)その分お金を使わずにも楽しめることを見つけていきたいと思います。
これまでアジアや中東など旅をしてきて、何も被害にあったことがなかったので他人事だと思っていた自分がいたのは確かです。僕のようにドジな人はいないかもしれませんが、皆さんも十分に気をつけてくださいね!
以上、人生初のスリにあった悲しい報告でした…。