旅/海外

「自分探しの旅」と言うが、本当に旅で自分を探せるか?

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よく”自分探しの”旅に出るということを言う人がいますが、本当に旅は「自分」を探すことができるのでしょうか。
昨年から続けている、僕自身の旅の中でその自分探しができているかについてや、なぜ旅と自分探しが繋がりやすいのかについて少し今回は考えていきたいと思います。

 

そもそもなぜ「自分探し」をするのか

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進学や就職など、今僕たちが考える一つのステップを越えるときには必ず自分自身と向き合うことが必要になってきます。「自分は本当は何がしたいのか?」「自分はこの先ここでやっていけるのか?」きっとそれぞれが多くのことに想い悩むのだと思います。上記のような節目以外にも、ふとした瞬間に「自分とは一体…?」と考え込んでしまうこともあるかもしれません。

案外人間って、自分の町のことや自分自身のことなど”近い”存在の本質というものをたとえ分かっていたとしても、それを具体化したり説明したりってゆうのは難しいのかもしれませんね。説明をする必要があるわけではないのだろうけれど、自分を納得させられないそのモヤモヤ感が気になってしまうのです。

“自分探し”は、自己理解を究極的に突き詰めること

そもそもなぜ自分探しをするのか、と聞かれたら「自分自身という存在の理解をもっともっと高めたいから。そしてそれをひとつのバネや自身にして新しい一歩を踏み出したいから。」と僕なら答えます。ある意味で生理的な欲求な気もします。

 

旅と自分探しは、最高に相性が良いと思う3つの理由

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好きなことに全力で向かうことができるから

旅の中では、まさに自分のしたいこと・好きなことに向かう時間が比較的長く取れます。そしてそれらは好きの度合いによって柔軟に変えることもできますし、より深くまで突き詰めることもできます。普段は周りの目や自らの想像する環境があって少し遠慮してしまうことにも、旅の中では取り組みやすいと思うんです。

自分ひとりの時間を感じることができるから

これは一人旅だったり個人の時間が長い旅に特に言えることですが、長い移動の中ではふと自分のことを深く考えてみたり、寝る前などにその日の出来事とともに自分の感情などを整理したりできると思います。仲間との旅やパッケージのツアーでも、他の人との関わる時間以外のシャワーや休憩時などに、周りの人と自分を重ねながら自らのことを深く考えられると思います。

偶然の場面・新しい場面に多く出会えるから

旅の中では予期しなかったこと(トラブルかもしれませんし、想像以上の絶景かもしれません)に出会うことができたり、今までみたこともない新しいことを心に刻むことがでるでしょう。そのような場面って、自分と向き合う上でとても大切になると思います。なぜなら、僕たちが考える「自分探し」というものの目的はおそらく未来への感情にある訳で、その未来という事象はまさに未知の新しい偶然で満ちた世界だからです。また、予期しなかった突然の場面だからこそ自分自身の素直な気持ちを実感することができることもあると思います。

 

では果たして僕自身は、旅を通じて「自分探し」をできているか

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これに関しては自身を持ってYES!と即答できます。自分の悪いところも良いところも、全部ひっくるめて毎日が学びの連続です。もちろん旅の中だけがその学びの場という訳ではありませんが、旅に出たからこそ気づくことができた自分が多くいるのは事実だと思っています。

結局のところ「自分探し」というものが、本当に完結できる事柄なのかすらわかりませんが、それでも僕はずっと向き合っていきたい。もっともっと世界を知って、他人を知って、そして自分自身を知りたいです。

きっとその「探す」というパワーが、色々なことへの動機を僕に与えてくれると信じて。