突然ですが、皆さんは「自分の居場所」と言われたらどこを想像しますか?
家族や学校の仲間や、昔からの親友やいろいろなコミュニティを人は持っていますが、ありのままの自分でいられる「居場所」と聞かれると少し悩んでしまうこともあるのではないでしょうか。仲の良いみんなでいる時も、ふとした瞬間に「あれ?ちょっとしんどいな…。」そんな風に感じてしまう瞬間もあるかもしれません。
僕はよく、「広く浅い派だね」とか「ノリいいよね」と言われることがあるのですが、実際のところ結構根暗な部分もあったり、深い人間関係を好む性格だと自分では思っています。個人的には「広く、少しずつ深く」を目標にしています。
そんな僕の「居場所」に関して思うことや、先日訪れたiiraというシェアスペースでの体験をもとに感じたことを今日はまとめていきたいと思います。
- 「人間関係に少し不安や違和感があるんだよなぁ」
- 「自分の居場所ってどこなんだろう」
- 「ちょっと最近人といるのがしんどいかも」
そんな風に思う方に、この記事が届いたら嬉しいです。
Contents
あなたの居場所はどこですか?
冒頭の質問に戻りましょう。皆さんはどこに自分の居場所を感じますか?
多くの人は「家族」や「友達」を挙げるかもしれませんね。
しばらく前にコーヒーブームが起こり、「サードプレイス」という言葉が日本でも浸透しました。サードプレイスとは、「自宅でも学校(職場)でもないもう一つの場所」のことを指します。いつも居場所である家でケンカしちゃうときだってあるんです。そんなときに、サードプレイスは気の知れない仲間と出会えたり、または自分一人でのんびりとできたりします。
僕の場合は、新潟の実家と山梨で下宿していた家と、今住んでいるシェアハウスと、仲間と奮闘している大好きなカフェと…考えたら多くの居場所を持っています。他の人はどう思っているかまではわかりませんが、少なくとも僕は本気でこれらを居場所だと思っているし、「僕も誰かの居場所でありたいな」と考えて過ごしています。
遠慮する必要や卑下する必要はないんです。
どんなに小さなコミュニティだって、たとえあなた一人の場所だって、あなたが「居場所」と認めたならば、そこは紛れもなく「あなたの居場所」なんです。
「居場所」があるとこんないいことがあるんです
こうして自分のことを考えてみると、きっと昔から僕は「自分の居場所」を求めて生活をしていたんだなってことがわかります。悩むことだってあるけれど、複数大切な居場所があるから、僕は毎日前を向いて過ごせていると思うのです。
「居場所」があるとたくさんの素敵なことがあるんですよ!
居場所があるから挑戦できます
失敗しても自分を認めてくれる場所があったら、挑戦はちょっぴり恐くなくなります。ときには、自分の誤ちを居場所にいる人がしっかりと教えてくれて挑戦の質はより良くなります。
居場所があるから別の場所へ行けます
僕は旅が大好きで、いろいろなところに出かけます。でもそれって、自分が帰ってこれる居場所があるからなのかなって思うんです。「旅で見てきた綺麗な景色をあの場所に帰って共有したい!」「今は少し環境になれないけど、いざとなれば帰ってあの温かい場所があるから大丈夫!」そんな風に思えるから、僕は思いっきり別の場所へ飛び出せます。
居場所を起点に新しい居場所が広がります
自分の大好きな居場所を、また違う大好きな居場所の人に教えたり、その二つで交流を生むことができます。
居場所に優劣はありません。居場所と居場所が重なり合ったり、その中にいる人同士が励ましあって、より素敵な新しい居場所へと変化していきます。
山梨県に「iira(いいら)」という素敵な場所があるんです
ここからはもう少しだけ、具体的なお話をしたいと思います。最近僕は「居場所」についてふと考えることになったある日の出来事です。
そこは、山梨県甲府市にある「シェアスペースiira(いいら)」という場所です。
iiraってどんなところ?
iiraとは昔から付き合いがあって、去年も僕が属しているcafe sowers(カフェ・ソワーズ)という団体きっかけでお互い行き来がありました。iiraについて知らない人もいると思うので、少し補足を入れますね!
iiraとは、学生が運営するシェアスペース・カフェ。山梨大学、山梨県立大学、山梨英和大学の学生5人で運営しています。空間、時間、仲間を共有できる場所です。
土日18:00-22:00、平日18:00-22:00で営業中。定休日は第2第4月曜日。
-「iira公式ツイッター」より
iira6期のラストイベントに参加してきました!
2/28(木)の夜にiiraの第6期オーナー手がけるラストイベントに、カフェのメンバーと一緒に行ってきたんです。
iiraは毎年メンバーが入れ替わり、「新しい期」になってリスタートします。その節目として行われたイベントで、2018年度を駆け抜けてきたiiraのオーナーさん6期の全メンバー5人が揃って、「ライブ」があったり「くじ引き」があったりと参加者の人をたくさん楽しませてくれました。温かい空間が広がっていて、気持ちが終始和みました。
彼らの言葉の中で一番印象的だったのは「ありのままの自分を受け入れてくれた」というセリフでした。
居場所ってこういう場所を言うんだろうなぁって思ったし、その居場所を手に入れるまでに長い時間や苦労もあったんだなぁと実感しました。
因みにですが、iiraは第7期にバトンタッチがされ、これからまた新しい場所へと変わっていきます。
iira(いいら)のこと気になった方は、ぜひお店に足を運んでみたり、SNSもチェックしてみてくださいね。詳しい情報は以下のFacebookページ等に書かれていますので、ぜひご確認ください!
FBページ / Twitter / google map
たくさんのありがとを伝えたい
こうやってご縁あって繋がってくれたiiraの方々、iiraやsowersを通じて広がった素敵なコミュニティ。
関わってくださるすべての方に「ありがとう」と伝えたいです。僕に居場所を与えてくれてありがとございます。みなさんがいるから、僕は今日も「黒澤駿」として笑って生きれるのです。
居場所はどんなレイヤーにだって作れる
最後になりますが、ここまで読んで「自分には居場所がない…。」なんて思い悩む人がいたなら、心配しないでください。(株)Campfire代表の家入さんが「やさしいかくめいラボ」という現実世界とは別の新しいレイヤーにコミュニティを作ったように、今ではオンラインでも居場所は作れるし、「たとえ一人の場所」であっても居場所になり得ます。
だから日常のさりげないところに、あなた自身が「居場所」認定をしちゃってください!
そして、新しい居場所が欲しい人や、自分の居場所に悩んでいる人がいたとしたら、僕のいるカフェでもシェアハウスでも、もしかしたらこのブログでもいいから、あなたの居場所認定しちゃってくださいね。
またどこかで読者の皆さんとお会いできることを、楽しみにしています。