【第7章】「夢が”始まった”」とある田舎町に小さなカフェがオープンした日 – 『種まきレポート』

しゅん
前章の記事では、「cafe sowers(カフェ・ソワーズ)創設に奮闘した時期のお話/店舗名sowersの由来など」を紹介させていただきました。今回は、カフェが実際にオープンしたその日のことを、当時の想いをたくさん盛り込んでお伝えします。「何かをしたい!」と夢見る学生の背中を押せたら嬉しいです。想いを込めて、今日も綴ります。

 

cafe sowers が正式にオープン!


秋から始まったリノベーションもだいぶ落ち着き、1月からはカフェを「プレオープン期間」として開けるように。この期間にも様々な人が訪れてくれ、メニューの考案や、他のアイディア出しなど貴重な意見をもらうことができました。

ちなみにその頃のリアルな記録を、Twitterでまだ見れますので宜しければ、以下のURLから飛んでみてください。

“cafe sowers”のtwitter:2016年11月-2017年1月の記録

 

「2017年1月23日」という1日

いよいよこの日がやってきました。

2017年1月23日

cafe sowers(カフェ・ソワーズ)が正式にオープンした日です。

この日はカフェを貸切り、「オープン記念パーティー」と称していろいろな人に集まっていただきました。

手作りのくす玉を開けてみたりみたり、新しくできたメニューを食べてもらったり、メンバーの紹介をしたり…

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、人と人が繋がる瞬間を実感することができた素敵な1日になりました。

 

こうして写真を見てみると、その時の様子が今でも鮮明に思い出すことができます。迷いながらも、一生懸命作ってきたものが世にでる瞬間って、こんなにも不思議な気持ちがするのだと学びました。

 

大幅に遅れたオープン日


実は、オープンが大幅に遅れてしまいました。授業の合間を縫って掃除をしたり、決めるべきことを考えたりしたら、なかなかオープンすることができなかったのです。

「始めてみて進めながら、必要なものを足して作り上げていけばいい」

という思いではありましたが、最低限のメニューのレシピ作りや保険関係など、それらを準備するのには予定していた期間だけでは足りなかったのです。

さらにここで起きたのは、資金面の問題です。

家賃を払いながら掃除をする期間が長くなるにつれて、財政的にもかなりきつかったのを覚えています。

お金に関しては、「いきなり集まってもらったメンバーに負担をかけるわけにはいかない」と思い、僕はカフェ以外の時間ひたすらバイトをする日々になりました。

体力的にも疲弊してしまった時もありましたが、心配をかけないように空元気で乗り越えました。

でも、そうやって頑張ったら頑張っただけ、素敵な人に出会えるし、メンバーとの時間がもっと楽しくなるんです。だから、精神と体力的にはきつい部分もありましたが、それ以上に幸せをかみしめていました。

 

オープンした当初のcafe sowers

オープンした当初の様子を、もう少しお話させてください。

その頃つけていた日記や、みんなで話し合っていた資料などを呼び覚まして、当時の自分に語ってもらいます。

初期のメニュー

オープン当初のメニューは、イングリッシュマフィン、コーヒー/紅茶、ラテ関係、クラムチャウダーでした。

正式オープン前は調理用の機材なども充実していなかったため、マフィンなどをフライパンやオーブントースターで地道に焼いていたのを覚えています。エスプレッソマシンも小型のものしかなく、一度に作れる限界があったため、お客さんを待たせてしまうこともありました。

しかし、他のカフェでスキルを学んだり、海外から製品を輸入したりして工夫していきました。

 

将来カフェで働くことを志す1人のメンバーが、メニューを考案しレシピも詳しく作ってくれました。(今でも大事にしているレシピです。)
そのレシピを見ながらみんなで何度も開店前に練習をした結果、とても美味しいと好評でした。

自分たちでメニューから考案して大事に作った商品を、お客さんに褒めてもらうことはこの上なく嬉しかったです。

当初の様子

当時は「学生がオープンしたらしい!」ということで、結構話題になっていました。もちろん中には批判もありましたが、応援してくれる人も多くて、カフェ内も学生で盛り上がっていました

当初のお客さんは、学生がほとんどだったのですが、今では学生の地域の人が半分半分くらいです。

他に特徴的だったこととしては、お客さん同士で繋がったり、カフェにいろいろな面から関わってくれる人を増やしたりするためにイベントをとにかくたくさんやっていたことですね。

「いきなりお店は入りづらい」という人でも、趣味でイベントに参加した結果、その後も通ってくれるようになったりと新しい出会いがありました。

僕らのコンセプト「人と人が、夢と夢が、つながる場」

この日があくまでもカフェの「始まり」であって、カフェをつくるのがゴール(目的)ではないんです。できたカフェで、「何をするか」が大事だと思うので、今後も自分たちの目的やコンセプトを見失わず、進んでいきたいと思います。

カフェのメンバーも、それぞれやりたいことや得意なことはもちろん違っていて。いろんな方面を向いてはいても、全員の共通の想いとして「人と人が、夢と夢が、つながる場」という言葉を大切にしています。

アフリカでのエピソードでもお話ししましたが、僕の興味があるのは「カフェ文化」であり、カフェを起点に人や知識など様々なものが混ざり合って広がる瞬間をここでも作りたいと思いました。

学生と社会人、中高生と大学生、留学生とお年寄り…

普段生活している上では、なかなか出会わないであろう人同士がこのカフェという空間に集まり、そこから新しい夢を生んでいきたいと、今も変わらず想っています。

 

こうして完成したカフェではありますが、ここまでそしてこの先の道のりは、決して明るい面だけではありませんでした。

次の回では、カフェ創設及び運営時に悩んでいたことなど、また違った一面もお話ししていけたらと思います。

 

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